ベーシックコースでご説明しようかと思っていましたが、こちらでシェアさせていただきます。
Illustratorを使用する際に最大の難関となるのが「ベジェ曲線」です。紙にペンを使って描くのとは根本から違うため、概念が理解出来ずに難しいと感じる方も少なくありません。しかし基本を正しく理解し練習すればベジェ曲線は誰でも使いこなせるようになります。
ベジェ曲線とは指定した二点間を結ぶ滑らかな曲線を算出する計算手法の一つ。コンピュータ上で編集可能な自由曲線を描く手法として、CADやドローソフト、ベクター画像、フォントなどで広く普及しています。
とにかく滑らかな曲線を描くことが出来る!
1960年代前半にフランスの自動車メーカー、ルノーの技術者ピエール・ベジェが自動車の車体デザインのために考案し、最初に発表したためこのような名称で知られています。ライバルメーカーのシトロエンで働いていたポール・ド・カステリョもベジェ以前に同じ曲線を考案していました。
ベジェ曲線はアンカーポイント・セグメント・方向線(ハンドル)という3つのパーツから成り立っており、これらを全て合わせて「パス」と呼びます。
線が通る基準となる点です。ペンツールを使って点を打つことで作ることが出来ます。一番最初の点が「始点」、最後の点が「終点」です。
アンカーポイントとアンカーポイントとを繋ぐ線分のことです。繋がった線分は描画している図形の骨格となります。セグメントはアンカーポイントと方向線から自動で出来るものですので、直接的に手を加えることはありません。
セグメントの曲がる方向と強さを制御するパーツです。アンカーポイント描画時にドラッグするとハンドルが出てきます。
線の曲がる方向はハンドルの角度を変えて調整。このときハンドルが長いほど曲線のカーブは強く、短いほど弱くなります。
イラレ製図ベーシックコースでは、ベジェ曲線を実践で使うための練習を繰り返します。最初は難しく感じることもありますが、だんだん使いこなせるようになります。
ベジェ曲線をマスターすれば線で表現できる幅がぐっと広がりますので、苦手意識をお持ちの方もぜひ取り組んでみてください。
ゆくゆくはハンガーイラストにも挑戦してみてくださいね
ベジェ曲線を上達するためのコツは、なんといっても数をこなして慣れることです。ベジェ曲線の構造を理解し、各ツールを使いこなせるようになることが重要です。初めのうちは誰もが扱いに慣れないものですが、ツールの使い方が自然と身に付けば確実に上達します。基礎からしっかり身につけることで、イラレ製図の可能性も広がるはずです。美しいカーブが描けるIllustrator!もう手引きには戻れません
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